開票わずか数時間で明暗「トランプ優勢」のまさか 歓喜のトランプ陣営と通夜状態のハリス陣営
しかし、11月5日に結果が徐々に明らかになるにつれ、トランプの盟友たちでさえ、トランプの強さの兆しと、それが予言するように見えたあり得ない政治的復活にショックを受けているようだった。
午後10時半少し前、フォックス・ニュースの司会者ブレット・ベイアは、トランプを 「おそらく政治史上最大の灰からの不死鳥 」と宣言する用意ができていたが、トランプの勝利が確実だと宣言するには、あまりにも早すぎた。
AP通信が彼が最初の激戦州であるノースカロライナ州で勝利したと予想したのは午後11時20分。そして午前12時48分には、『ニューヨーク・タイムズ』紙もジョージア州はトランプ勝利と報じた。いわゆる 「青い壁 」と呼ばれる州は、ハリスにとって最後のチャンスと思われたが、午前1時にはトランプがすべての州でトランプがリードしていた。
上院でも共和党が優勢になり始めた
共和党にとっては、さらに朗報があった。上院でも優勢になり始めたのだ。ウェストバージニア州で空席を取り戻し、オハイオ州のシェロッド・ブラウン上院議員という少なくとも1人の民主党議員を撃退した。
夜がふけるにつれ、2020年の選挙で敗北し、時間の経過とともに政治的に極端さを増しているように見えるトランプ候補に全力を注ぐという、危険な賭けをした共和党が報われるように見えてきた。
フロリダ州では、パームビーチにある複合施設で開かれたトランプ候補の選挙ナイトパーティーは、スパンコールと「マガハット(編集部注:Make America Great Again=MAGAと書かれたトランプお馴染みのキャップ」を身に着けた支持者たちが有利な結果に歓声を上げ、「ファイト、ファイト、ファイト!」の大合唱に包まれるなど、選挙集会の様相を呈していた。