瀬戸際に立つ太陽電池産業、欧州債務危機が飛び火し軒並み大赤字
シャープは旧式ラインの奈良県葛城工場だけでなく、最新鋭設備を有する大阪府堺工場でも生産量を縮小予定。一方でイタリアなど海外での太陽電池生産を拡充し、“地産地消”を進めていくという。
パナソニックも兵庫県尼崎市に建設する予定だった太陽電池工場を急きょマレーシアでの建設に切り替えた。現地の人件費の安さなどにより、「生産コストは国内と比べて10%超は低くなる」(同社)。
世界の主要企業が軒並み赤字転落した太陽電池。成長市場に、はや再編の足音が聞こえ始めている構図は、薄型テレビや半導体と同じだ。
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(西澤 佑介 =週刊東洋経済2012年1月7日号)
記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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