「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル

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ちなみに、三菱によれば、デリカミニを購入したユーザー全体の約5割が「4WD車を選択する」という。一般的なモデルの場合、4WD車より2WD車を選ぶユーザーが多い傾向にあるなか、デリカミニには、「アウトドア×4WD」といったイメージが定着していることも関係しているだろう。それだけこのモデルは、他にはない個性を持っていることの証しだともいえる。

ほかにも、両モデルでは、ターボ車にパドルシフトも採用。マニュアル車のような感覚でクルマを操ることが可能だ。さらにアイポイントが高く、運転しやすい点も両者同じ。狭い路地での見切りがいい点なども同様で、女性から高齢者など、幅広いユーザーが運転しやすいクルマに仕上がっている。

運転支援・先進安全装備を比較

デリカミニのACC作動イメージ
デリカミニのACC作動イメージ(写真:三菱自動車)

両モデルでは、スイッチ操作でパーキングブレーキをオン/オフできる「電動パーキングブレーキ」を装備する点も同じだ。デリカミニは、イグニッションONかつブレーキペダルを踏んでいる状態でスイッチを押すと解除する設定。N-BOXジョイは、発進時にアクセルペダルを踏めば、自動的に解除される仕組みとなっている。また、同じく両モデルには、「オートブレーキホールド」も採用。停車時にブレーキペダルを踏み続けなくても停止状態を保持するため、ストップ&ゴーが続く渋滞路などでの疲労軽減にも貢献する。

先進安全装備の充実度も、両モデル互角といえるだろう。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制機能、車線逸脱防止支援など、数々の機能を有する。また、高速道路などで設定速度での走行や、適切な車間距離を保ちながら先行車を自動で追従する「ACC」も両モデルともに標準設定。渋滞などで前車が停止したときは、自車も停止する全車速追従機能付きなのも同じだ。さらに、車線内を走行できるようにステアリング操作を支援する車線維持支援機能も採用するなど、さまざまなシーンで安全運転を支援する機能が満載だ。

N-BOXジョイのリアビュー
N-BOXジョイのリアビュー(写真:三木宏章)

ほかにも、デリカミニでは、カメラで撮影した後方の様子を映し出す「デジタルルームミラー」を用意(TプレミアムやGプレミアムに標準、TやGはオプション)。雨天時や夜間はもちろん、後部座席に人が乗っていたり、たくさんの荷物を載せていたりしても、後方視界を妨げにくいなどの利点がある。しかも、バック駐車時に空から車両を眺めるような映像も出せる「マルチアラウンドモニター付き」だ。ルームミラーに関して、N-BOXジョイは、オーソドックスなミラータイプなので、この点は異なる。

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