「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル

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オフロードでの走破性と居住性を両立した三菱のミニバン「デリカD:5」
オフロードでの走破性と居住性を両立した三菱のミニバン「デリカD:5」(写真:三菱自動車)

余談だが、デリカ・シリーズといえば、50年以上の歴史を誇る三菱の人気ブランドだ。1968年に発売した「デリカ トラック」を元祖とし、商用のワンボックスカーやミニバンなど、さまざまな車種に展開。とくに1994年に登場したワゴンタイプの「デリカ スペースギア」は、本格的4WDシステムの装備により、高い悪路走破性を実現し、「オフロードも走れるミニバン」として大ヒット。そのコンセプトや個性が現在の「デリカD:5」に引き継がれている。こうした背景により、デリカミニは、三菱が長年支持を受けているブランド直系の軽モデルという位置付けといえる。

アウトドア感のある個性的なスタイル

ホンダ「N-BOXジョイ」の外観
ホンダ「N-BOXジョイ」の外観(写真:本田技研工業)

話をもとに戻し、両モデルの外観を比較してみよう。とくに特徴的なのはフェイスデザインで、どちらもタフさとキュートさを両立していることが印象的だ。N-BOXジョイは、角を丸くしたスリット入りのフロントグリルや、ブラックの樹脂製ロアカバー部とボディカラー部をミックスしたフロントバンパーなどを採用。ちょっと愛嬌のある丸目のLEDヘッドライトには、アルミ蒸着を施すなどで、アウトドア用ギアの道具感なども演出する。

三菱「デリカミニ」の外観
三菱「デリカミニ」の外観(写真:三菱自動車)

一方のデリカミニは、Xをモチーフにした三菱独自のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採り入れたフェイスデザインを採用。「DELICA(デリカ)」のロゴが入った立体的なフロントバンパーが、本格的4WD車のイメージを持つデリカD:5を彷彿させ、インパクト感満点だ。また、それでいて、ヘッドライトに内蔵された半円形のLEDポジションランプなどが、どこか子犬のようなキュートさも加味する。

ちなみに、このモデルのキャラクターで、テレビCMなどでもおなじみの「デリ丸。」も人気が高い。とくに小さな子どもを持つ若いファミリー層から大きな支持を受けているそうで、ぬいぐるみやTシャツなどのアパレル、タオル、キーホルダーなど、さまざまな関連商品もよく売れているという。

デリカミニのCMなどでも話題の「デリ丸。」
デリカミニのCMなどでも話題の「デリ丸。」(写真:三菱自動車)

両モデルのラインナップは、いずれもNA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車を用意。駆動方式は、全タイプに2WD(FF)と4WDを設定する点も同じだ。

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