販売会社再編への号砲「自動車販売サバイバル」 30年間で300万台減、10年でさらに100万台減
国内の新車販売はピークから30年で300万台減少。この先約10年でさらに100万台減るとの業界予測も出る。自動車の売り方、稼ぎ方も変わる中で自動車販売の競争力をいかに高めるか。自動車メーカー主導で再編が始まった。
10月16日(水) 販売会社再編への号砲「自動車販売サバイバル」
10月中旬 ホンダ、国内販社「再編宣言」の裏側
10月下旬 トヨタ、"全車種併売化”の実情
10月下旬 優勝劣敗が鮮明! グラフで見る国内販売各社の動向
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(2本目以降のタイトルは変更になる場合があります)
2035年度の新車販売台数は376万台に――。
日本自動車販売協会連合会が2024年6月にまとめた2023年度版の「乗用車ディーラービジョン」。そこには2035年度の国内新車販売台数が足元から約80万台減少するという予測が記されていた。「業界団体自らが市場は縮小していくと宣言するとは」と大手銀行の調査担当者は複雑な表情でそう語る。
この調査担当者を含む多くの業界関係者にとって、予測の数字に驚きはなかったはずだ。2023年の国内新車販売台数は477.9万台。半導体不足による自動車減産が響いた2022年からは57.7万台増(13.8%増)と大きく伸びたものの、ピークだった1990年の777.7万台からは約30年で300万台減った。ディーラービジョンの予測は、従来の減少ペースの延長線でしかない。
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