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ホンダSUV「WR-V」は、なぜタイで開発されたのか 250万円以下、ガソリンエンジンのみという潔さ

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  • 三木 宏章 東洋経済オンライン編集者・記者
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パワーユニットは、1.5L水冷直列4気筒ガソリンエンジンの1種類のみ。最高出力は118PS/6600rpm、最大トルクは14.5kgf・m/4300rpm(写真:三木宏章)

今の時代になぜEV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)ではなく、あえてガソリン車のみの設定なのだろうか?

それに対しては、「タイや日本などでの販売を考えてEVやHVも検討しましたが、景気の先行きが見えない状況ですし、開発費がかさめば車両価格も上がります。それに今は取捨選択の時代でもあるので、あえてガソリン車に絞って開発しました。

また、インドのユーザーは、複雑な機構を持つHVなどに対して、故障や修理費に不安を覚える人も多いので、シンプルなガソリン車が最適解だったというのもあります」と平村さん。

EV、HVなら異なる選択肢がある

タイの開発現場やユーザー嗜好について聞くと、「タイのホンダでは、中国で開発したヴェゼルをベースにしたコンパクトSUVのEV「e:N1」の生産も行っているので、EVやHVの開発・生産も可能です。また、タイでは、日本同様にEV購入に関する補助金制度があり、新しいもの好きな国民性も相まって電動車が人気です。ただ、タイは水害が多く、一部ではEVが水没して不動になったというニュースが報道され、HVやガソリン車へ回帰する流れもあります」という。

日本でも手頃なSUVがほしいというニースは健在だし、HVがほしければヴェゼルやZR-Vという選択肢がある。タイであれば、EVのe:N1、HVの「HR-V」も選べるし、水害などのニュースでガソリン車に注目も集まっている。さらにインドでの販売も踏まえれば、ガソリン車のみは自然な流れだったことがわかる。

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