よく、こうした仕事に入ったばかりの人は「そうはいっても、たかがマンガ」という姿勢を仕事にだしてしまいがちです。また、原作に対しての愛のないプロデュースや展開は、ファンをも同時に裏切ることが数多くあります。
これは、いずれにせよ悪い結果にしかつながりませんし、そうした考え方を理解できない人は、こうした仕事に携わることが向いてないともいえると思います。
作品と作家をともにリスペクトし、その世界観やキャラクターに愛を持って接することが、結局最後はビジネスの成功にもつながります。ここは、他の業界から来た人や、実務経験のない人には本当にわかりにくいところですので、IPビジネスに関わる人は肝に銘じるべきでしょう。
よくわからない作品にも愛情に同調する
それでも、自分では作品のことがよくわからなかったり、見たり読んだりしてもなかなか入り込めない作品を、行きがかり上扱うことはこの業界にいるときは多々あります(最低限、作品に触れないというのは論外です。そこはちゃんと見ましょう)。
そうした際は、できる限りファンや、一緒に携わっている作品愛のある人によく話を聞き、愛情に同調することに努めることが、結局仕事をスムーズに進めること、結果を出すことに繋がります。最低限の抑えどころです。
ちなみに、こうした業界のベテランのなかには、まったく作品のことがわからなくても、しっかりと作り手さんやファンが満足するクリエイティブをつくる人もいたりはします。
これはまた、長い研鑽のうえで達する境地の様なものがありますが、感覚知も多いため、そうした方にはよくお話を聞いてみましょう。その考え方や基本的な振るまい方は、プロとして仕事をしていくうえで、貴重な力になると思います。
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