意外と知らない?iPhoneバッテリーの"劣化具合" バッテリーの劣化が進む"速度"は抑制できる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

新品であれば100%と表示されるはずだし、1年ほど使ったならば95~85%ぐらいに下がっているのではないだろうか。これが80%ぐらいになると、かなり早くバッテリーが減るように感じる。

iPhone 15 Pro
仕事柄、劣化は気にせずがんがん使う筆者のiPhone 15 Proは、約1年で89%に。猛暑の中、使いながら充電したりしていたのはよくなかったと思う(筆者撮影)

計算してみるとわかるように、性能が80%に低下したバッテリーでは、新品のときの容量の64%分を消費すると表示上80%バッテリーを消費する(つまり残量20%になる)。この違いは大きい。これまでより早く残量表示が赤に変わるから、劣化を肌で感じやすい。

バッテリーをいたわる設定がある

バッテリーの劣化は仕方ないことだが、劣化が進む速度を抑えることはできる。一番簡単なのは、最大充電容量を下げることだ。

満充電にすればするほどバッテリーは劣化する。そこで、最大充電容量を最初から80~95%に下げる設定をして利用する。人間でいえば腹八分目みたいなもので、満腹にしないほうがヘルシーというわけだ。

この設定は、設定>バッテリー>充電>充電上限で行う。

普段は80%に設定しておいて、終日充電するチャンスがない場所に出掛ける時だけ100%充電にする……というような利用も効果的だ。

バッテリーをいたわる設定
『設定>バッテリー>充電』で、バッテリーをいたわる設定にすることができる。普段は80%までしか充電せず、終日出掛ける時だけ100%充電をする……というような使い方がおすすめ(筆者撮影)

また、ほぼ100%の状態なのに充電器につないでおくとちょっと減るたびに注ぎ足し充電されて、これもバッテリーを痛める。

これは、設定>バッテリー>充電>バッテリー充電の最適化をオンにすることで、防げる。この設定にすると充電タイミングはiPhoneが判断するので、十分残量があるときに充電ケーブルに繋いでも充電が始まらないことがある。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事