グローバルワーク、売上高「1000億円」へ倍増計画 都心進出に本腰、メジャーブランド化の野心

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都市部に進出してもブランドのコンセプト自体は見直さないが、売り場面積や立地に合わせて商品構成を調整する。

具体的には着用シーンを広げるアイテムを強化するという。レディスとメンズのフォーマルウェア、10代前半のキッズ向け、レディスのバッグ、シューズなどの服飾雑貨などを、立地や客層に合わせて拡充する考えだ。

売上高1000億円のブランドは少ない

グローバルワークが目指す先には、誰もが知るメジャーブランドの会社がひしめく。業界大手では、セレクトショップ「BEAMS」を手がけるビームスの892億円(2024年2月期)。スーツの「AOKI」や「ORIHICA」を展開するAOKIホールディングスのファッション事業の1000億円(2024年2月期)に匹敵する。

ユニクロは都心のターミナル駅から郊外の商業施設まで広く出店する(撮影:今祥雄)

そして何より、ベーシックな品ぞろえやデザイン、ターミナル駅の商業施設に出店、銀座の旗艦店となると、最大手のユニクロが強力なライバルとして立ちはだかる。圧倒的な調達力、商品力を誇るユニクロとどう差別化し、客を呼び込むかは継続的な課題となりそうだ。

より高い知名度や規模に勝る競合もいる中、強みを生かして売り上げ倍増計画を達成できるか。グローバルワークの挑戦は始まったばかりだ。

井上 沙耶 東洋経済 記者

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いのうえ さや / Saya Inoue

自動車業界を担当後、現在は専門店やアパレルなど小売業界を担当。大学時代は写真部に所属。趣味は漫画を読むこと、映画のサントラを聴くこと。

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