グローバルワーク、売上高「1000億円」へ倍増計画 都心進出に本腰、メジャーブランド化の野心

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同じくレディスの「メルティニット」も冬の人気シリーズだ。軽くてやわらかい生地を売りに、短めのクロップド丈や、ラメ素材を使用したもの、襟つきの商品など、多くのバリエーションで展開している。

グローバルワークは「客が買わなかった理由」の分析を重視している企業だ。黒がほしかった、サイズ感が合わなかったなどの細かな不満や要望を、接客したスタッフがスマホアプリに口頭で吹き込む。

全国の店舗から集まった顧客の声をAIツールを活用して1週間ごとに分類し「このカラーの要望が多い、こうした不満がある」といった傾向を見つけ、商品開発に生かしている。

都心部への出店を本格化

目下、進めているのは店舗の増床、改装だ。現状の店舗は100坪以下が多い。まずは手狭な店舗を対象に150坪から200坪程度へ増床する。マネキンや商品イメージを伝える写真など、什器や資材を置くスペースを広げること、売れている商品の在庫を多めに持ち、欠品を防ぐなどの狙いがある。

新規出店にも本腰を入れる。これまでは郊外のショッピングセンターなどが中心だった。今後狙うのは都市部の主要ターミナル駅だ。

というのも、グローバルワークは現在、山手線の駅近くにはあまり出店していない。池袋に1店舗出店しているが、徒歩10分ほどのサンシャインシティ内に構えている。

ターミナル駅を対象に駅ビルや駅ナカの商業施設へ出店し、現状の203店舗(8月末時点)から270店まで拡大する。2025年春には銀座で旗艦店も開店する予定だ。

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