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ライフ #「フシギな物件」のぞいて見てもいいですか?

五感を刺激!「三鷹天命反転住宅」のスゴい内部 球体の部屋や砂浜の様な床。気になる間取りも

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この部屋には、玄関以外に扉がない。シャワーブースに仕切りとカーテンが付いているものの、個室にも、トイレにもドアがない。

シャワーブースの奥に隠れるようにトイレがある(写真:編集部撮影)

トイレは、手前のシャワーブースが目隠しとなり、周囲から見えないようになっている。

収納もほぼない。しかし見上げると天井に多数のフックがあり、ハンガーなどを使って吊るす収納ができる。

天井のフックに長いS字フックを引っ掛け、バッグや服などあらゆるものを吊るすことができる(写真:筆者撮影)

黄色い世界が広がる球体の部屋

住宅に対する常識が覆されていくなかで、筆者が最もワクワクしたのはこの球体だ。丸くくり抜いたような空間で、足元は傾斜していてツルツルすべり、バランスをとるのが難しい。

寝そべると、目の前が一面黄色になり、声を出すと大きく響いた。色や音に包まれるような気分になる。扉がなくても、どこかほかの部屋との境界を感じることができて、ひとりだけの世界を堪能できる。

案内された「気配コーディネーティングの部屋」にある球体の中は黄色で塗られている。吸い寄せられるように足を踏み入れた(写真:編集部撮影)

床も、普通の家の床とはまるで異なる。うねって高低差があり、立つ位置によって見える景色が変わる。表面は凸凹して歩きにくいが、歩く感触の違いが面白い。室内には登れるポールがあり、久しぶりにのぼり棒を登ってみたが、身体が重く感じて思うように登れなかった。

凸凹し傾斜した床。家具を置くことにも制限がある(写真:編集部撮影)

室内で過ごしながら、身体をおおいに使っていることに気がついた。視覚や聴覚、触覚も、普段よりも研ぎ澄まされている。なぜこのような住宅ができあがったのだろうか。

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【フシギな物件ができた背景】

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