最新iPhone 16の実機を手にして"確信"したこと Proの新機能のほとんどが網羅された標準機に注目

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また、動画についても、撮影後に「声の聞こえ方」「ノイズの聞こえ方」を変える「オーディオミックス」という機能が使えるようになった。マイクを装着して収録したように声だけを残したり、周囲の音を含め「自分の前から聞こえる」ように加工もできる。こちらも「非破壊編集」なので、いくらでも再修正が行える。ただ、加工すると声に人工的なノイズが乗ることも多いので、過信は禁物だ。

オーディオミックスの変更画面(筆者撮影)

「空間ビデオ」「空間フォト」も撮影可

カメラの配置が変わったため、映像を立体的に残す「空間ビデオ」「空間フォト」の撮影も可能になった。これも従来はiPhone 15 Proでしか撮影できなかった機能だ。

iPhone 16ではカメラが縦に並ぶようになったので空間ビデオ・空間フォトの撮影が可能に(筆者撮影)

立体で見るにはApple Vision Proのほか、XREAL Airなどのサングラス型ディスプレイといった周辺機器が必要になる。よってハードルも高いのだが、「思い出をリッチに残す」機能を備えた機器が身近になることはプラスと言える。

Apple Intelligenceが注目を集めているが、iPhone 16は意外なほど「カメラを楽しむ」機能が充実している。画質も向上しているのだが、それ以上に操作感の変化などが好ましい。

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西田 宗千佳 フリージャーナリスト

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にしだ むねちか / Munechika Nishida

得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、『アエラ』『週刊朝日』『週刊現代』『週刊東洋経済』『プレジデント』朝日新聞デジタル、AV WatchASCIIi.jpなどに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。著書に『ソニーとアップル』(朝日新聞出版)、『漂流するソニーのDNA プレイステーションで世界と戦った男たち』(講談社)、『スマートテレビ スマートフォン、タブレットの次の戦場』(アスキー新書)、『形なきモノを売る時代 タブレット・スマートフォンが変える勝ち組、負け組 』『電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ』『iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏』(すべてエンターブレイン)、『リアルタイムレポート・デジタル教科書のゆくえ』(TAC出版)、『知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?』(共著、徳間書店)、『災害時 ケータイ&ネット活用BOOK 「つながらない!」とき、どうするか?』(共著、朝日新聞出版)などがある。

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