姿を消していたヒロミが旬芸人をしのぐ人気な訳 打ち切り「ジョンソン」の後釜番組のMCに座る

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また、復活してからのヒロミは、後輩芸人や年下のタレントとの距離のとり方も抜群だった。『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ)では、さまざまなタイプの若手芸人たちのパフォーマンスを温かく見守り、ときには厳しい言葉をかけたりした。

新番組『THE MC3』で共演する中居も、ヒロミを兄貴分のように慕っていた。ヒロミが本格復活後に共演を果たしたとき、喫煙所で中居が「俺、司会上手くなりました?」と尋ねて、ヒロミが「上手くなりすぎだよ、誰が紅白の司会までやれって言ったんだよ」と答えたという話もある。

生き様を同世代の男性が支持

また、ヒロミは趣味が多いことでも知られている。テレビに出ていない時期にも、トレーニングジムの経営をしながら、ゴルフ、射撃、DIY、自動車、バイクなどの趣味に没頭する日々を送ってきた。

2019年にはYouTubeチャンネルを始めて、自分の趣味活動を中心にしたライフスタイルを発信している。テレビでもDIYなどの趣味を生かした企画に携わる機会も多い。人生を積極的に楽しむ生き様そのものが、同世代の男性に支持されている。

ヒロミは「空白期間」を経て、人間としても芸人としても魅力を増して、人気タレントの地位を確立した。上の世代には「かわいい後輩」として愛され、下の世代には「頼れる先輩」として慕われる彼は、おじさん世代の希望の星としてこれからも輝き続けるだろう。

ラリー遠田 作家・ライター、お笑い評論家

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らりーとおだ / Larry Tooda

主にお笑いに関する評論、執筆、インタビュー取材、コメント提供、講演、イベント企画・出演などを手がける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)など著書多数。

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