ホンダ軽「N-BOX JOY」ライトアウトドアの大本命 N-BOX新グレード、狙いは手軽な外遊びユーザー

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以上がN-BOXジョイの概要だ。ホンダによれば、このグレードを投入する背景には、初代の発売から10年以上が経ち、N-BOXの保有台数が256万台(2024年6月現在、ホンダ調べ)を超えたことも要因のひとつだという。とくに既存のN-BOXユーザーには、初代から2代目への乗り換え組みも多いが、さらに最新の3代目へ乗り換えるのは、抵抗を持つ人もいるという。「さすがに3台続けて同じクルマなのはどうか」と思うようだ。そこで、増加し続けるN-BOXユーザーへの新しい選択肢として提案するのが、従来の雰囲気を一味変えたN-BOXジョイというワケだ。

また、他メーカーの競合モデルにも、アウトドアのイメージを演出した仕様があり、一定の成功を収めていることもあるだろう。例えば、三菱自動車の「デリカミニ」や、新型がまもなく登場する予定のスズキ「スペーシアギア」、ダイハツの「タントファンクロス」などだ。これらは、いずれもベース車に軽スーパーハイトワゴンの人気モデルを持ち、アウトドア風スタイルを採り入れた派生モデルたちだ。

価格などの正式発表は9月26日予定

本格的なアウトドアというよりも、チェアリングなどの日常のちょっとした外遊びを狙ったN-BOXジョイ
本格的なアウトドアというよりも、チェアリングなどの日常のちょっとした外遊びを狙ったN-BOXジョイ(写真:三木宏章)

N-BOXジョイは、価格などもまだ発表されていないが(2024年9月26日に正式発表の予定)、プライス面も含め、ライバル車たちと比べ、どのような差別化などを図るのかも興味深いところだ。なお、現行N-BOXの価格(税込み)は、164万8900円~236万2800円。N-BOXジョイも、このあたりの価格帯に設定されることが予想できる。

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いずれにしろ、N-BOXジョイの登場により、競合ひしめく軽スーパーハイトワゴン市場のシェア争いが、さらに激化することは間違いないだろう。そんななかで、N-BOXジョイが、王者N-BOXの助っ人として、どのような存在感を示すのかに注視したい。

 

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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