ホンダ軽「N-BOX JOY」ライトアウトドアの大本命 N-BOX新グレード、狙いは手軽な外遊びユーザー

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

N-BOXが属するのは、全高1700mmを超え、広い室内などを持つことで、近年、ファミリー層を中心に支持されている軽スーパーハイトワゴンというジャンル。ダイハツ「タント」やスズキ「スペーシア」など、各メーカーがさまざまな競合機種を投入する激戦区だ。

なかでもN-BOXは、軽四輪車の暦年(1~12月)新車販売台数で、2015~2023年の9年連続第1位を獲得(全軽自協調べ)。また、登録車も含めた四輪総合の暦年(1~12月)新車販売台数では、2017~2020年の4年連続1位となったほか、2022~2023年も2年連続続1位(いずれも自販連調べ)に輝く。さらに2024年上半期(1~6月)も販売台数10万680台を記録し、第1位をキープするといった好調さをみせている。

現行モデルについて

左から、スタンダード仕様のN--BOX、新たに追加予定のN-BOX ジョイ、カスタム仕様のN-BOX カスタムとなる
左から順に、スタンダード仕様のN-BOX、新たに追加予定のN-BOXジョイ、カスタム仕様のN-BOXカスタムとなる(写真:三木宏章)

なお、現行の3代目N-BOXは、2023年10月に登場。先代の2代目と同じく、スタンダード仕様に加え、カスタマイズ仕様になるN-BOXカスタム(以下、カスタム)を設定する。スタンダード仕様には、パネルに複数の丸穴を開けたようなスタイルのフロントグリルなどで、シンプルながら親しみやすいスタイルを採用。カスタムは、より大型で迫力のあるフロントグリルなどにより、インパクト感と上質さを両立させたことが特徴だ。

また、パワートレインには、NA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車を設定し、全タイプで2WD(FF)と4WDを選ぶことが可能だ。ほかにも、スタンダード仕様には、主に女性ユーザーを意識した配色のグレード「ファッションスタイル」も用意。カスタムでは、アウターハンドルなどにダーククロームメッキ加飾を施し、ボディ色をモノトーン(単色)と2トーンから選べる「コーディネートスタイル」も設定。これらにより、多様なユーザーに対応する豊富なバリエーションを揃えている。

N-BOXジョイのコンセプト

N-BOX JOYの外観。ボディカラーは、新色となるボタニカルグリーン・パールとブラックルーフの2トーン
N-BOXジョイの外観。ボディカラーは、新色となるボタニカルグリーン・パールとブラックルーフの2トーン(写真:三木宏章)

そんなN-BOXをベースに、アウトドアのテイストを加味した新グレードが、今回追加されるN-BOXジョイだ。主なターゲット層は、20代の若い世代や子育てが終わった50~60代のシニア層など。なかでも、公園や河川敷などを散歩しながら、好みの場所で折りたたみ椅子を置いてくつろぐチェアリング、日帰りのデイキャンプなど、近年人気の手軽なアウトドアレジャーを好むユーザーなどが、ゆったりと、気軽なひとときを満喫できるクルマとして開発したという。

次ページアウトドアテイストに変更されたエクステリアデザイン
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事