ホンダ軽「N-BOX JOY」ライトアウトドアの大本命 N-BOX新グレード、狙いは手軽な外遊びユーザー

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N-BOXのインテリア
N-BOXジョイのインテリア(写真:三木宏章)

一方の内装では、特設サイトなどにも先行公開されたチェック柄のシートが大きな特徴だ。ホンダの開発者いわく「レジャーシートをイメージした」というのが新型のシート。一般的にチェック柄というと、ポップなイメージも強いが、エイジレスやジェンダーレスの雰囲気も出すために、落ち着いた色調を採用。一方で、ぱっと見では判別しにくいが、横糸に青やオレンジを使ったカラーミックス糸も採用。ちょっとした隠し味的な配色も用いることで、さりげない遊び心も演出している。

ラゲージスペースまでチェック柄で統一

ラゲージスペースにもシートなどと同様のチェック柄が採用されている
ラゲージスペースにもシートなどと同様のチェック柄が採用されている(写真:三木宏章)

しかも、このチェック柄生地は、前後シートの背もたれや座面だけでなく、セカンドシートをダイブダウンしたときにも現れる。ダイブダウンとは、N-BOXの大きな特徴のひとつで、セカンドシートの背もたれを座面と一緒にフロアに収納できる機能のこと。これにより、軽自動車とは思えないフラットで広々とした荷室空間を作り出せるのだ。

新型N-BOXジョイにも、この機能を有するが、スタンダード仕様やカスタムでは、セカンドシートの背もたれ裏やフロアへ続くスライド式ボードの生地はブラック。対するN-BOXジョイでは、これらの部分にもチェック柄の生地を採用する。

N-BOXのデザインを担当した松村さんと藤原さん。シートを倒すと、大人でもゆったりとくつろげる空間になる
N-BOXジョイのデザインを担当した松村さんと藤原さん。シートを倒すと、大人でもゆったりとくつろげる空間になる(写真:三木宏章)

これは、ダイブダウンをした際に、テールゲートを開けて大自然などをゆったりと眺められるソファなどとして荷室を使うための演出だ。ブラックの生地よりも、チェック柄のほうが親しみやすいし、リビング的な雰囲気が出る。ちなみにダイブダウン時の荷室は、テールゲート開口部から前席シート背もたれまでの長さが161cm。大人の場合、完全に横になるにはやや窮屈だが、前席シート裏に背中をつけ、足を伸ばして座るには十分なサイズを確保している。

しかも、チェック柄の生地は、撥水加工も施しているため、水やコーヒーなどをこぼしても簡単に掃除できる。また、セカンドシートの背もたれ裏には薄いプレートも挿入。この部分には、通常、シートのフレームがあり、腰掛けるとお尻や背中などに凹凸感を覚える。プレートはそれを防ぎ、座り心地を向上するための工夫だ。

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