森田剛「グルメ番組で食べず炎上」への強烈な違和感 演者以上に、放送した番組サイドに募る"懸念"

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「とにかく批判したい」タイプのネットユーザーは、1時間の本編すべてを見ることは少なく、最大4枚の画面キャプチャのみで判断しがちだ。私たちのようなライターの記事が、最後まで読まれず、見出しだけで批判されるのと近い感覚だろう。

テレビの場合には、そこにテロップの功罪も間違いなく存在する。目立つ発言をテロップで引き立たせることで、より印象づけようとする演出が、効果を持つことはわかる。ただ、静止画で「誰が何を言った」が明確になることで、発言者をおとしめようとする人が、SNSにて拡散しやすくなる側面もある。

このような時代背景を鑑みると、今回のメシドラは「演者の個性」を尊重した結果、かえって演者に迷惑をかける結果になったようにも感じられる。

今後の「番宣」では、どんな姿を見せてくれるか

ちなみに番組ラストには、森田さんが出演する舞台が告知されていた。つまり「宣伝」の一環だったわけで、今後も各局の番組に出る可能性は高い。そこで「どう写るか」が、森田さんの今後を左右するだろう。

森田剛
番組を盛り上げたり、楽しむ姿勢は一貫している印象だった(画像:番組公式インスタグラムより)
城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー

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きど・ゆずる / Yuzuru Kido

1988年、東京都杉並区生まれ。日本大学法学部新聞学科を卒業後、ジェイ・キャストへ新卒入社。地域情報サイト「Jタウンネット」編集長、総合ニュースサイト「J-CASTニュース」副編集長などを経て、2022年秋に独立。現在は東洋経済オンラインのほか、ねとらぼ、ダイヤモンド・オンライン等でコラム、取材記事を執筆。炎上ウォッチャーとして「週刊プレイボーイ」や「週刊SPA!」でコメント。その他、ABEMA「ABEMA Prime」「ABEMA的ニュースショー」などネット番組、TOKYO FM/JFN「ONE MORNING」水曜レギュラー(2019.5-2020.3)、bayfm「POWER BAY MORNING」などラジオ番組にも出演。政治経済からエンタメ、炎上ネタまで、幅広くネットウォッチしている。
X(旧ツイッター):@zurukid
公式サイト:https://zuru.org/

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