立憲代表選、1期生の吉田晴美氏の参戦で急変化 「昔の名前VS女性1期生」で刷新感アピール
吉田氏の戦いぶりが「党の浮沈占うカギ」にも
4氏出馬を受けた7日には、NHKをはじめ民放各局が定時ニュースで代表選情報を大きく取り上げる一方、BSも含めて各種情報番組にも4氏を招き、それぞれのコメンテーターらとの質疑応答などを報道し続けた。それにより、国民の注目・関心度も一気に高まり「まさに、吉田効果は絶大」(政治ジャーナリスト)となった。
そこで、永田町関係者の注目点は、「最終的に誰が次の代表になるか」だ。しかも、「大乱戦の自民総裁選と同様に、誰も1回戦で過半数を得られず、上位2人の決選投票にもつれ込む可能性」(同)も想定されている。その場合、決選投票に残れなかった3、4位陣営を絡めた多数派工作で勝者が決まることになる。野田、枝野両氏は「今からそんなことを考えるのはおかしい。政権奪取のための『党の顔』に誰が最適任かをその時点で考えればよい」と口を揃えるが、「自民並みの不透明な多数派工作もあり得る」(同)のが実情だ。
ただ、地方党員らの間では「吉田氏以外は全くインパクトがない」(次期衆院選候補者)との声が多い。このため「多くのメディアや国民は、吉田氏が上位争いをするかどうかだけに注目しており、今後の代表選は吉田氏を中心に回る」(政治ジャーナリスト)との見方が広がりつつあり、「吉田氏の戦いぶりが党の浮沈を左右するカギになる」(同)ことは間違いなさそうだ。
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