《進化するノンアルコール飲料3/カクテル・梅酒》若い女性に人気、想定外の飲まれ方も
今後は、居酒屋で出されるような甘いノンアルコールカクテルとは違う味を浸透させるため、業務用にも力を入れていく。すでに、アサヒのノンアルコールカクテルは1万5000店近く採用されており、勢いは止まらない。
サントリーも10月初旬から、ノンアルコールテイストの「のんある気分」を発売したばかりだが、こちらも絶好調。発売直後の一斉出荷数量は当初予定の2倍に値する50万ケース近く(1ケース250ミリリットル×24本で換算)に達し、驚異的なペースだ。サントリーも全国3000店規模での店頭試飲会を始めており、市場が一層活性化していくことは間違いなさそうだ。
ノンアルコール梅酒も負けてはいない。今年3月にチョーヤ梅酒はロングセラーの梅酒ソーダ「ウメッシュ」のノンアルコール版を発売。11月22日には、サントリーも「まるで梅酒なノンアルコール」を発売した。紀州産の梅酒から抽出した「濃縮梅エキス」を使用して、アルコールは含まなくとも、「じっくり漬け込んだ味」を実現しているという。
(週刊東洋経済2011年12月10日号より)
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