岡山「ベンチャーの村」に出向したJR西社員の仕事 鉄道会社に新しい風を吹かせることができるか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
JR西日本中国統括本部経営企画部内藤真也氏(左)と西粟倉村に出向中の武部啓吾氏(右)(写真:村上悠太)

JR山陽本線上郡駅から第三セクターの智頭急行線で北へ約45分のところにある、西粟倉村。岡山県北部に位置し、周囲は深い山林に囲まれた人口1600人ほどのこの村は、近年多数のローカルベンチャー企業が集まり、「ローカルベンチャーの聖地」として注目を集めている。

そんな西粟倉村で、JR西日本に勤める1人の社員が今、村の仕事に汗を流している。

この記事の画像を見る(13枚)

地域の中核企業に社員を派遣

JR西日本では2022年から「地域共創モデル」事業を掲げ、地域の中核的企業への成長支援として資金支援・社員派遣、情報・ノウハウ提供を通じた協業事業を推進している。

これまでに、しまなみ海道の途中に位置する瀬戸田町のまちづくり会社「しおまち企画」へ出資を行い、かつて航路経由地として賑わいを見せた瀬戸田を、再び滞在型観光の拠点とするプロジェクトに参加。「広域な意味で自社エリアとなる、瀬戸内海の観光回遊性向上や活性化を通し、地域を知り、地域と共に歩むことで鉄道事業者として次なる活路を見出す」と本事業を進める、JR西日本中国統括本部経営企画部の内藤真也氏が話す。

西粟倉村との連携事業は本モデルの2例目で、今回はJR西日本の社員を現地に派遣する初のケースとなった。

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事