JR旅客6社&貨物の「新規事業担当者会議」に潜入 鉄道に匹敵する「新たな事業柱」を育成できるか
日頃はライバル関係にある企業の担当者たちが定期的に会合を開いて親睦を深めたり、情報交換を行ったりする例はどの業界でも見られる。JRも例外ではない。
旅客6社と貨物会社、計7社の新規事業の担当者が一堂に会する「JRグループ新規事業担当者会議」。その21回目の会合が1月17~18日の2日間にわたり福井県内で開かれ、その模様を取材した。
JR各社の新規事業担当者が集結
初日の会場はJR敦賀駅の近くにあるコミュニティセンター「プラザ萬象」の会議室。開始予定時刻の30分ほど前に会議室に到着すると、数社がすでに席についていた。15分前には全社のメンバーがそろった。さすが時間に正確なJRである。
どの会社も複数名が出席。2人という会社が多いが、5人参加した会社もあった。ゲストとして招かれた福井県嶺南振興局のスタッフなども含め、参加人数は24人。会議前には担当者どうしの名刺交換も行われていた。新規事業を行う各社の部署名は「事業開発本部」「事業推進本部」「ビジネス推進部」などさまざま。会話の内容から、すでに顔見知りの関係にある担当者たちもいるようだ。
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