「京都国際高校優勝」韓国人が日本人に感動した事 日本のネットへの過激な書き込みに冷静な声も
尹大統領もフェイスブックにすぐに「奇跡のような快挙」と優勝メッセージを書き込んだ。
「東海の海を越えて大和の地は 偉大なわたしたちの祖先 古の夢の場……。京都国際高校の韓国語校歌が甲子園の決勝戦の球場に力いっぱい響きました。京都国際高校の甲子園優勝を心よりお祝いします。(中略)劣悪な環境で成し遂げた奇跡のような快挙は在日韓国人に誇りと勇気を与えました。野球を通して両国がさらに近しくなれたらと思います」
韓国メディアも決勝戦の展開を詳しく報じ、京都国際高の野球部創立後の初試合では「0-34」のコールド負けをしたことから今までの経緯、そして、「あの大谷選手さえ甲子園での優勝経験はありません」と話すキャスター(ケーブルテレビ「チャンネルA」)もいた。
日本人が愛する「甲子園が舞台」がミソ
翌日には、「韓日合作奇跡のドラマ」(朝鮮日報、8月24日)、「東海を越えて〜京都国際 新しい歴史を刻んだ」(中央日報、同)、「京都国際高、延長の末初優勝 甲子園に"東海の海"校歌」(ハンギョレ、同)などの見出しが躍った。
大会についても、どれほど日本人に愛されている高校野球大会か、そして、日本全国の3000近い高校がしのぎを削り、勝ち進んだわずか49校だけが甲子園のマウンドに立てるといった解説記事を別途に掲載したところもあった。
中道系紙記者の話。
「韓国人の心を動かしたのは、在日韓国人が作った韓国系の高校の野球部が日本中で愛されている甲子園という大舞台で優勝を成し遂げたこと。そして、やはり、ハングルの校歌がそのまま、甲子園で歌われて全国中継されたという点です。
日本と論争になっている『東海(日本海)』がそのまま歌われたことに胸を打たれる人が多かった。しかも、京都国際高校は全校生も160人ととても小さな学校で設備が整っているようなわけでもない、物語がある。そこに韓国人は引かれている」
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