需要がゼロになることを前提に経営をしています--葉田順治・エレコム社長(第2回)


 そのために、特に「BtoC」の新規事業はカットしました。LaCieとの提携など大変アドバンテージの高いものもありますが、とにかく5~7位のものはやめ、1~2位に入れる商品に集中することにしたんです。

また、在庫の絞り込みを徹底して行っています。右肩上がりだったので2.2カ月くらいで在庫を回していたんですが、1.5~1.6カ月で回すようにします。厳しいですが、過去はこのサイクルでやっていましたから。もう一度キャッシュフロー経営に戻ります。

--最悪、どのくらい売り上げがあれば頑張れるとお考えですか。

400億~450億円の間が損益分岐点ですかね。もちろん、さらに悪くなる可能性もありますし、円安というリスクもある。何が起こっても大丈夫なようにしますが、2012年は不気味ですね。全得意先にファクタリング(債権回収代行)もかけました。その代行会社が潰れたらダメなんですけどね(笑)。もちろん、代行会社もきちんと選びましたが、「絶対」などないんですよね。

はだ・じゅんじ
1953年三重県熊野市出身。甲南大学経営学部卒業。1986年エレコムを創業、2006年に同社を上場させる。パソコン周辺機器を中心に年商600億円規模の企業に育てる。大阪本社。

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