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効果ある?「片側空け」防ぐエスカレーターの性能 どんな仕組みなのか、日立が明かす開発秘話

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世界の昇降機メーカーはアメリカのオーティス、フィンランドのコネ、スイスのシンドラー、ドイツのTKエレベーターが大手4社とされており、日立はそれに続く世界5番手という位置付けである。

ロンドンの地下鉄駅のエスカレーター。左側を空けている(記者撮影)
パリの地下鉄駅のエスカレーター。こちらも左側を空けている(記者撮影)

いっぽうで、各国のエスカレーターの片側空けの状況を見ると、ロンドン、パリなど欧州主要都市でも駅のエスカレーターを見ると立っているのは一方だけで、片側は歩いて上る人のために空けてある例が少なくない。

歩行の「危険性」知る機会を

東京・足立区にある「日立ビルソリューション-ラボ」にはエスカレーターやエレベーターの実機があり、日常では経験できないような災害時の機能を体験することができる。

日立ビルソリューション-ラボにあるエスカレーターの実機では災害時の機能などが体験できる(記者撮影)

試しに下りエスカレーターに乗った状態での緊急停止を体験した。立ち止まった状態で、手すりも握っていたが、それでも突然エスカレーターが止まったときのガクンという衝撃は、バランスを崩して前につんのめるほど大きかった。手すりを握らずに歩いていたら停止の衝撃で転げ落ちていたかもしれない。

それだけではない。単独の転倒ならまだよいが、周りにも利用者がいたら将棋倒しのような大事故にもなりかねない。エスカレーターで歩くことは、万一の際には他人にも危害を加えるリスクがあるということは頭に入れて置く必要があるだろう。

歩かないでくださいというかけ声だけでは限界がある。エスカレーター上の歩行がどのくらい危険かということを体感してもらうような試みも鉄道事業者には必要なのではないだろうか。

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