アメリカで成功「カップヌードル」まさかの営業法 アイデア次第で在庫が「宝の山」に変わることも
もう1つ、ニューヨークに出店した日本の博多料理店のエピソードもご紹介します。
明太子を「たらの卵」と訳してメニューに載せたところ、お客は気持ち悪がって誰もオーダーしてくれません。そこで一計を案じ、名前を「博多スパイシーキャビア」に変更してみると……。次々と注文が入り、瞬く間に人気商品になったのでした。
使い方や売り込み方、商品名を変えるだけで、売れなかったものがヒット商品に化けることがあります。在庫の山を一掃することだって夢ではありません。アイデア1つが勝負です。
バイキングの食べ残しをなくした逆転の発想
あるバイキング形式のレストランの話です。
このレストランでは、お客様の食べ残しが大きな悩みでした。いくら「食べられる分だけお取りください」と掲示しても、どうしても食べ残しが減りません。そこで、あるルールを採用したところ、この食べ残しがピタリとなくなったのです。
ヒント:「食べ残したお客様から罰金を取った」ですって? 違います。
バイキング形式のレストランにとって、お客様の食べ残しは大問題です。
「お皿に取った料理は残さずにお召し上がりください」
店内にそんなお願いの貼り紙をしても、食べ残しはなかなか減らないもの。お店にとって損失なだけでなく、フードロスの観点からも問題です。食べきれなかった分はお持ち帰りにしていただくのも手ですが、食中毒のことを考えると、特に夏場はお持ち帰りも避けたいのが本音。
そこで採用したのが、この100円のキャッシュバック方式。初めから安いより、この「お金が戻ってくるおトク感」というのは、インパクトが違います。
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