外国人従業員の増加で変化を迫られる企業の対応《組織・人を強くするCSR 第5回》

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国内採用であれ海外採用であれ、上記の点と合わせて、まず外国人社員が日本企業で働くうえで、何に問題・課題を感じるのかをよく知ることが重要である。

そこを正しく認識したうえで、語学教育をはじめとして、日本文化やビジネスに関する研修、受け入れ職場への異文化研修、現場管理職への異文化マネジメント研修などのトレーニングサポートや人事制度のグローバル対応、キャリア形成支援、メンター制等の制度面の拡充・整備、また職場でのコミュニティ形成や外国人社員向けのSNS整備ほかの諸施策を、可能であれば総合的に実施していくことが望ましい。

今後、ビジネスのグローバル化に伴い、人材もますますグローバル化していく。そうした際に、採用する側の企業の社会的責任もより広範囲に及び複雑化していくだろう。

言うまでもないが、海外では文化的・宗教的・生活習慣的な違いにより、日本での常識が常識として通用しない場合が多い。“責任”や“権利”に対する認知の仕方も違う。企業がCSR活動を推進していく場合も、この“違い”を正しく認識しておく必要がある。

(この連載はクレイグ・コンサルティングのコンサルタントが執筆します)

株式会社クレイグ・コンサルティング
2004年設立。ISO26000対応などのCSRコンサルティングを中心に、経営戦略、M&A、事業再生、人事コンサルティングなど幅広い分野でのコンサルティングを手掛ける。 http://www.craig.co.jp/

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