「空間で読む新聞」日経が示した斬新なアイデア Vision Pro用『日経空間版』作者を直撃
今後、こうしたコンテンツを追加していく計画だという。将来の計画については教えてはもらえなかったが、この技術を使えば、さまざまな情報を見やすく、理解しやすく表示できそうだ。筆者の想像だが、株価の推移や、他銘柄との比較なども、空間コンピューティングで扱うことができれば、新たなトレーダーのスタイルが誕生するのではないだろうか?
visionOS 2ローンチでアップデート
尾崎氏は、中学2年生からプログラミングを始め、個人としてさまざまなアプリやアート作品を産み出している。
アップル製品に強く衝撃を受けたのが中学2年生の時。お正月のラッキーバック(福袋、現在は販売していない)で、iPod touch(iPhoneと同じOSを搭載したiPod=現在は製造中止)を手に入れ、そのユーザー体験に惹かれたという。以来、アップルのすべてのソフトウェア開発の指標となっているHuman Interface Guidelinesなどのドキュメントを深く読み込んでいる。
今回のVision Proも個人で所有してるものは、アメリカでの発売日にニューヨークまで単身赴き、購入した(現在は日経にも開発用に複数台のVision Proがある)。わざわざニューヨークまで行ったのは、同日発売なら東海岸のほうが早く発売されるからという筋金入りのアップルマニアだ。ちなみに、このニューヨークのFifth AvenueのApple Storeに訪れたアップルのティム・クックCEOを尾崎氏が撮った写真が、日経電子版の記事に使われたそうだ。
今秋リリース予定のvisionOS 2に向け、新機能を活かしたアップデートも準備しているという。Vision Proを体験する機会があれば、『日経空間版』を覗いてみてほしい。メディアの未来を実感できるかもしれない。
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