サラダは千切りキャベツに赤キャベツとコーン。使い切りサイズのマヨネーズタイプのドレッシングが添えられています。
牛小鉢とハムエッグでご飯を食べつつ、箸休めにみそ汁とサラダをはさみつつ、いろいろなおかずをちょっとずつ食べる、豪華な朝ごはんとなりました。ボリュームもたっぷりで、食べ終わる頃にはお腹も大満足です。
実は「吉野家」以外の牛丼チェーンのモーニングメニューには、300円以下の玉子かけごはん定食というものがあります(先週ついに松屋は税込330円に値上がりしましたが)。
いずれも主力メニューの価格帯は500円以下で、お互いの価格設定に目を光らせ合い足並みを揃えている印象なのですが、「吉野家」はあえて玉子かけごはん定食も、300円以下のメニューも用意していません。
最安値の納豆定食が税込430円、13メニューのうち10メニューが500円以上と、あえて安さを訴求しない形で勝負しています。
だからといって、メニューにも個性があるかというとそうではなく、出てくるおかずは生卵、目玉焼き、納豆、鮭、塩さばと、同業他社と大差はなし。目玉焼きとペアを組むのが、ハムかソーセージかベーコンかぐらいしか違いはないのです。
吉野家はちょっと高めだけど、納得のおいしさ
朝食メニューに生卵を使っているのに、あえて玉子かけごはん定食を出さない戦略、それこそが「吉野家的」だなと感じます。「吉野家」の牛丼並盛の価格は税込468円で、「すき家」と「松屋」はともに税込430円です。同業他社と比較するとちょこっとお高め。
このちょこっとの価格差が、「吉野家」のブランディング、「吉野家らしさ」に繋がっています。
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