ユニクロが秋冬に向けた戦略商品展開を本格化へ。気温低下追い風に、既存店増収目指す

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 ユニクロが秋冬商品の広告展開をスタートさせて以降、残暑が緩み、最高気温が20度前後の日も増えている。「前シーズンは残暑が10月まで続き、秋物商品がまったく動かなかった」(アパレル関係者)衣料品業界にとっては、その反動で今秋冬物の購買意欲の高まりが期待されている。

現状、ヒートテックは軽量化や消臭機能の追加が奏功し、出足は好調だ。集客の要としての機能は果たしているが、既存店の前期越えは肌着以外の商品次第といえる。トレンド商品の拡大で品目数が増えてプロモーションが散漫になった前シーズンの反省を生かし、今秋冬はベーシックな実用衣料中心に品目数を絞り込んだことで強化商品を消費者に訴求しやすくなっている。

今期について、「東洋経済オンライン」は秋冬中心には堅調な動きを想定した「会社四季報」秋号(9月12日発売)の予想数字を据え置く。今後、上記2商品の売れ行きが計画を上回り、追加投入等が出てくるようなら、もう一段の増益幅拡大の可能性もありそうだ。

(鈴木良英 =東洋経済オンライン)


《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)    売 上  営業利益 経常利益  当期利益
連本2010.08  814,811 132,378 123,755 61,681
連本2011.08予 836,000 121,500 116,500 60,000
連本2012.08予 866,000 130,000 125,000 64,000
連中2011.02  457,325 82,061 77,659 41,668
連中2012.02予 470,000 90,000 85,500 45,000
-----------------------------------------------------------
         1株益¥ 1株配¥
連本2010.08  606.0 230 
連本2011.08予 589.3 180-200 
連本2012.08予 628.6 180-230 
連中2011.02  409.4 95 
連中2012.02予 442.0 95-115 
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