「航空自衛官→アイドル」元公務員女性の大胆決断 空士ヒマリ「驚きの転職」訓練時代のエピソード

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父は、元陸上自衛官。すでに定年退職しているが、幼い頃から「平和を守る仕事とは理解していて。衣食住が保障されているとも聞いていました」と振り返る。

「高校卒業後に上京したいと伝えたときは『3年間、自衛隊での1任期を満了したら好きなことをやっていい』と言われたんです。自衛隊に入隊すると『人格が変わるほど鍛えられる』と言われますし、父からすれば、娘のためを思っての願いだったと思います」

受験では「遊ぶ友人へのうらやましさ」も

父から言われた「1任期」とは、各自衛隊の基地で教育隊に所属し、基礎を学ぶ自衛官候補生としての3カ月。そして、陸海空いずれかの自衛隊へ配属され、自衛官として過ごす最初の任期となる2年9カ月を合算した3年間をさす。

両親の愛情を受けて「高校卒業後まで面倒をかけたくなかった」とも(撮影:尾形文繁)

かくして、将来の進路は決まった。

自衛隊の試験を受けるために、忙しい部活の合間をぬって猛勉強。試験の時期は早く、高校2年生の終わり頃で遊んでいる友人を見て「いいなぁ……」と、うらやましさもあった。

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