元航空自衛官で、アイドル。厳しくも鍛えられた自衛隊での延べ3年を経て、アイドルグループ「点染テンセイ少女。」の空士ヒマリは「笑顔を守る仕事から、生む仕事」へと転職した。
その意外なキャリアには、興味をそそられる。自衛官候補生、自衛官を経て上京し、アイドルとなった彼女の歩みにあったものとは。
*この記事の前編:「航空自衛官→アイドル」元公務員女性の大胆決断
自衛隊を退職するため「嘘」を
高校卒業後は上京を願ったものの、元陸上自衛官の父から「3年間、自衛隊での1任期を満了したら好きなことをやっていい」と言われたのをきっかけに、自身の進路を決めた。
地元を離れて、教育隊に所属した自衛官候補生としての3カ月。さらに他の地方へと移り住んだ航空自衛官としての2年9カ月を経て、無事に「1任期」を満了。
ただ、退職では、わずかばかりの苦労もあった。芸能関係に進むと伝えれば「続かないから辞めろ」と言われてしまうと考えて「嘘」をついた。
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