我が子の"困った言動"に実は隠れている「強み」 日常で「性格的な強み」を育むにはどうするか
子どもに口を出すのは親の理想の押し付け?
いよいよ始まった夏休み。子どもたちは首を長くして楽しみに待っていたかもしれませんが、親御さんとしては子どもと過ごす時間が増えることで、子どもの「困った行動」についイライラしたり、「気になる言動」に口うるさくしてしまうことがあるかもしれませんね。
例えば、久しぶりに会った親戚を前に挨拶ができない様子を見て「恥ずかしがらないで、挨拶しなさい」と諭したり、キャンプやサマースクールなど普段はできない経験をたくさん準備したのに自分の好きなことだけしたいと言う様子に「色々なことをしたほうが楽しいから!」と無理に連れて行こうとしたり。
はたまた、真面目に取り組んでほしい場でふざけている姿に「恥ずかしいよ。ちゃんとしなさい」と叱ったり……。
このように、子どもたちの興味関心を育てたり、社会性を育てたりすることが必要と考え、「あなたのためだから」という気持ちでつい口うるさく子どもの言動に口出ししてしまうことは、親なら誰しも心あたりがあるのではないでしょうか。
しかし、これらの言葉は「今のあなたは十分ではない」「今のあなたはおかしい」というネガティブなメッセージを送っていることにもなりかねないため要注意です。
親は子どもたちに、他者とよい関係を築く方法を教えたり、自分の好きなことに気がついたり、世界を広げてほしいと思っています。もし支援をしなければ、子どもたちが園や学校で仲間はずれになったり、勉強や発達に遅れが生じたりしてしまうと危機感さえ感じてしまうのです。
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