不動産やITが搾取ビジネスの温床になる納得の訳 気づかぬうちに不本意な大金を払ってしまう

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しかし、もう少し時代が進むと「SEO(ネット検索で上位に上がりやすくする方法)」の基礎がまったくわかっていないのに、聞きかじりや寄せ集めの知識で「ニワカSEOコンサルタント」を名乗る輩が増殖しました。

さらに、インターネットが市民権を得て事業に行き詰まった元チラシ・ポスター制作会社が、既存のデザインスキルだけを使って、見栄えだけがそれっぽい「ハリボテWebサイト」を何百万円という高額で請け負う事例なども現れます。

「ChatGPT使い方講座」を高額で販売

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近年でも、まったく「トランスフォーメーション(変革)」できない、ただのITシステムを「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」と銘打って高額販売する業者が多くいます。

また、生成AIの仕組みを理解せずまま、すべての業務を置き換えることができると豪語して、ただの「ChatGPT使い方講座」を高額で販売している例もあります。

さらに、Web3の本質や、NFTの本来的な機能を理解せずに「Web3を導入すれば、御社の事業が拡大する」とか「NFTで誰でも儲かることができる」など過剰にあおっている例などもあります。

このように、こうした発展的な業界に潜む危険は枚挙に暇がありません。それなりに勉強していないと、話についていくことすらできず、気づかないうちに不本意な大金を払ってしまいかねないのです。

服部 真和 行政書士

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はっとり まさかず / Masakazu Hattori

1979年生まれ。京都府出身、中央大学法学部卒業。行政書士、シドーコンサルティング株式会社代表取締役、synclaw株式会社代表取締役、京都府行政書士会参与。複数の会社勤務を経て、2009年、「人と人を調和に導く」をコンセプトに行政書士事務所を開業。これまで 大企業から外資系企業、IT 企業、ベンチャー企業、老舗、プラットフォーマーなど1500を超える新規事業創出を支援してきた。

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