星野リゾート「キャンセル料100%」でも怖くない 心安らかに「割安プラン」を予約する方法がある

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契約にあたっての注意点を「キャンセル理由」「請求書類」の点から確認しておこう。

キャンセル理由については、約款等で定められた理由以外でキャンセルしても、保険金は支払われない。今回の2社の場合、「子どもの部活の試合と旅行が重なった」や「別の旅行先に変更したい」という理由では、補償の対象外となる。

保険金の請求に関する書類は、最初から意識して保管しておこう。請求時には、旅行会社や宿泊先に支払った旅行代金やキャンセル負担を示す領収書のほか、キャンセル理由を証明する書類(病院の領収書、交通機関の遅延証明書、イベント中止メールなど)なども必要となる。

これらの点を守らなければ、保険金は支払われないので注意しよう。

そもそも星野リゾートは「リスケ」可能

今回は星野リゾートにお得に泊まるために、公式サイトから早期予約をしたいが、やむなくキャンセルをした場合のキャンセル料負担にも備えたいという前提で考えてきた。

星野リゾート公式サイトによると、公式サイトからの予約の場合、キャンセル料が免除になる特別規定としてこのような記述がある。

「ご宿泊者様の発熱、病気により、ご宿泊の日程を変更する場合。但し、当初のチェックイン予定日から90日以内のご宿泊日、かつ同宿・同泊数・同室数での変更、1回に限ります。」

つまり、旅の同行者である家族の誰かが発熱や病気で行けなくなったら、90日以内の別日に、宿泊できるということになる。もしもの場合、日程を再調整して再チャレンジができそうなら、キャンセル保険で備える必要はなさそうだ。

旅をお得に楽しむためにも、早めに計画を立てて予約をしておこう。その際は、万が一キャンセルとなった場合にはどんな策がとれるのかを、併せて検討しておきたい。

氏家 祥美 ファイナンシャルプランナー、ハートマネー代表

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うじいえ よしみ / Yoshimi Ujiie

日々お金のことを考えなくても安心な家計の仕組みづくりが好評。キャリアコンサルタントでもあり、転職、起業、退職時のマネーアドバイスにも精通する。対面での家計見直し相談のほか、Zoomを使ったオンライン相談も実施中。実践女子大学非常勤講師。「いちばんよくわかる!結婚一年生のお金」(学研パブリッシング)ほか著書多数。

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