おもちゃの王様が語る おもちゃの昭和史 佐藤安太著/牧野武文 構成 ~夢を実現し続けた男の濃密な「昭和自伝」

テレビの威力を知った佐藤は、67年に作った「リカちゃん人形」では積極的にテレビを活用し、自らブームを作り出した。いち早く子供文化の変化を感じ取り、「リカちゃん」を単なる人形ではなく「少女文化」として売り出したのである。

ビニール人形だけでなく、電動玩具、金属玩具など、佐藤は総合玩具メーカーを目指す。今度は少年もターゲットである。空飛ぶ鉄人28号、人生ゲーム、ミクロマン、チョロQ等、大ヒットを連発した。

本書は、永遠に売れ続け愛され続けるおもちゃを作ろうと思い、その夢を実現した幸せな男の物語でもある。

さとう・やすた
NPO法人ライフマネジメントセンター理事長。1924年福島県生まれ。米沢工業専門学校(現山形大学工学部)卒業。55年佐藤ビニール工業所(タカラ〈現タカラトミー〉の前身)設立。2001年タカラ会長退任。07年山形大学大学院入学、10年卒業、工学博士号取得。

角川書店 1575円 223ページ

  

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