世界最大級テック展示会で注目集めたテーマは? プロダクトやサービスで日本は韓国に及ばず
最新テクノロジーの展示会というと、最近登場したイベントだと思われるかもしれませんが、CESの歴史は非常に古く、第1回が開催されたのは1967年のニューヨークでした。
ただ、当時といまとでは、かなり内容が変わっています。
当初のCESは「Consumer Electronics Show」が正式名称で、その名の通り、コンシューマ(消費者)向けの家電の見本市でした。各時代を象徴する家電製品がCESでお披露目されてきた歴史があります。
方向性が変化したのは、インターネットが一般社会に普及し始めた頃からです。
1990年代後半にはインターネット関連技術が家電にも使われるようになり、家電に限らずさまざまな新製品がCESで展示されるようになりました。正式名称も「Consumer Electronics Show」から「CES」にあらためて、いわば、テクノロジー関連なら何でもありのイベントとして成長してきたのです。
ちなみに、コンピュータ関連の展示会としては、過去にはCOMDEXというイベントがありましたが、こちらはCESの勢いに押し切られるかのように、2003年を最後に終了してしまいました(その後、2010年に仮想空間で復活)。
CES 2024の注目はやはり生成AI
では、2024年のCES(CES 2024)では、どのような動きが見られ、どのような未来のビジョンが語られたのでしょうか。
2024年は、主催者であるCTAの設立100周年という大きな節目の年でもありました。CES 2024の出展社・団体数は4300超にも上り、うち1400社超がスタートアップ。最新のテクノロジーをキャッチアップすべく、日本企業からも大勢の人々が訪れ、約14万人が来場する盛り上がりを見せました。
CES 2024の中心となったキーワードは、やはり生成AIです。
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