大和ハウス、執務フロアに「ファミマ出現」の全貌 「オフィス内コンビニ」は全国20店ほどの珍しさ
東京都飯田橋に構える大和ハウス工業の東京本社・本店ビル。14階でエレベーターを降りて、セキュリティゲートをくぐると、執務フロアが眼前に広がった。そこは5月に新設された、グループの社員が自由に使用できるワークスペースだ。
ゆったりとした空間に、真新しい円形や長方形のテーブルが数多く置かれ、熱心に議論する社員の姿がある。フロアの奥に足を向けてみると、オフィス内では見慣れない、飲み物やお菓子が所狭しと並ぶ一角が現れた。
「ファミリーマートです」。大和ハウス総務人事部の福光亜樹子氏はそう説明した。
じわじわ増加のオフィスコンビニ
福利厚生の一環で、一般的な路面店と同じような「オフィスコンビニ」を職場に設ける会社が増えている。簡易的で無人のコンビニを設置するケースはあるが、オフィス内に本格的な店舗を設ける事例はまだ多くない。
ファミマの場合、オフィス内にある店舗は全国200店弱。大和ハウスのように1つの企業の関係者しか使用できない専用店舗は20店舗ほどしかない。
大和ハウスのオフィス内にある「ファミリーマート大和ハウス東京ビル店」には、イートインコーナーも設けられている。これは「全国的に見ても珍しい」(ファミリーマートの広報担当者)という。
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