入社して「もう辞めたい」転職したい若手の盲点 根本原因理解しないと、次の職場も同じ状況に

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何事もそうですが、課題解決にあたっては、キチンとした現状の把握と理解が必須です。

何回も転職を繰り返して、職歴書がやたら長くなっているヒトがいますが、その原因はまさにこれです。

現状の解決策として、転職という手段しか思いつかないがゆえに、転職数だけが多くなっていくのです。

そしてその結果、本人は成長していると勘違いしていますが、多くのケースでは「何も学んでいない」「なにも成長していない」と周りからはみなされてしまうのです。

まずは根本原因を探って理解を深める

根本の原因を理解することのない転職、つまり戦略なき転職ですから、何の解決にもならないのは当然です。

根本の原因を探り、理解し、そして自分の仕事のやり方などを変えてみる。または同僚や上司への提案などを通じて現状を変えてみる、といったように、できるかぎりの最善を尽くし、そのうえで転職などのアクションを起こす、というのが望ましい方法です。

仮にそういった行動を通じて現状を変えることができなくても、自ら主体的に変化を起こそうとした経験自体は今後の仕事の役に立つでしょう。そして、その経験そのものが自分自身の問題解決力を鍛えることになります。

つまり、社会人としての成長につながる、ということです。

理想とする仕事を求め続けるヒトというのは、前提として「どこかに理想とする仕事や職場があるはずだ」という思考回路に陥ってしまっています。つまり、「誰かが理想やベストを与えてくれるハズだ」というスタンスですね。

学生までであれば、そういった受け身のスタンスでもよいのですが、社会人や職業人としてはこれではよくないでしょう。

ベストなカリキュラムを学校が提供してくれる、学費を親が提供してくれる、先生が正解を教えてくれる。そういった世界が卒業後も続くと考えないほうがよいでしょう。

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