フジテレビの「お粗末ミス」はなぜ起きたのか 「炎上対策」として、どう見てもマイナス

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また再発防止策にも具体性が何ひとつない。BPO「放送倫理・番組向上機構」での調査や、総務省の行政指導がなければ何もしないのだろうか。

別にフジテレビを叩くという意図はないのだが、ネットで騒がれたからしょうがなく謝罪文出しました、もうこれでいいですよねハイハイというような対応に見えてしまうのでは、炎上対策としてはどう見てもマイナス要因しか残らない。

テレビ放送全体に「疑いの目」を向けられる

ネットではライブでどんどん、真偽の不確かな情報が入る現代、検証された正確な情報の提供というのが、マスメディアに課せられた重要な役割だ。制作費を締め付けすぎると、こういった検証確認部分にコストがかけられなくなり、どうしても雑になってしまう。

今回の事件は、フジテレビだけの問題ではなく、テレビ放送全体に疑いの目を向けられることになる。多くの視聴者は、どの放送局かはあまり意識せずにテレビを見ているからだ。

いやしかしこの手の、手を抜けばすぐバレるだろう的な凡ミスを、池上彰を起用したスペシャルでやらかしてしまうのだから、全盛期を内側から知っている者からすると、あのフジテレビも地に落ちたなぁと思わざるを得ない。

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小寺 信良 映像技術者、コラムニスト

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こでらのぶよし / Nobuyoshi Kodera

コラムニスト/映像技術者/インターネットユーザー協会代表理事。1963年宮崎県出身。テレビ番組の編集者としてバラエティ、報道、コマーシャルなどを手がけたのち、ライターとして独立。AV機器から放送機器、メディア論、子供とITの関係まで幅広く執筆活動を行う。主な著書に「Ustreamがメディアを変える」(ちくま新書)、「子供がケータイを持ってはいけないか?」(ポット出版)など。WEBではAV Watch、ITmedia、価格.com にてコラムを好評連載中。夜間飛行より毎週金曜、メールマガジン「金曜ランチボックス」を発行中。

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