フジテレビの「お粗末ミス」はなぜ起きたのか

「炎上対策」として、どう見てもマイナス

また再発防止策にも具体性が何ひとつない。BPO「放送倫理・番組向上機構」での調査や、総務省の行政指導がなければ何もしないのだろうか。

別にフジテレビを叩くという意図はないのだが、ネットで騒がれたからしょうがなく謝罪文出しました、もうこれでいいですよねハイハイというような対応に見えてしまうのでは、炎上対策としてはどう見てもマイナス要因しか残らない。

テレビ放送全体に「疑いの目」を向けられる

ネットではライブでどんどん、真偽の不確かな情報が入る現代、検証された正確な情報の提供というのが、マスメディアに課せられた重要な役割だ。制作費を締め付けすぎると、こういった検証確認部分にコストがかけられなくなり、どうしても雑になってしまう。

今回の事件は、フジテレビだけの問題ではなく、テレビ放送全体に疑いの目を向けられることになる。多くの視聴者は、どの放送局かはあまり意識せずにテレビを見ているからだ。

いやしかしこの手の、手を抜けばすぐバレるだろう的な凡ミスを、池上彰を起用したスペシャルでやらかしてしまうのだから、全盛期を内側から知っている者からすると、あのフジテレビも地に落ちたなぁと思わざるを得ない。

プレタポルテの関連記事
なかなか技あり、行列を緩和する「イベントアプリ」(西田宗千佳)
急成長スーパーの人事戦略を支える「類人猿分類」って?(名越康文)
任天堂の役割は終わったのか(やまもといちろう)

 

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 360°カメラで巡る東京23区の名建築
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
好業績の裏で検査不正<br>スズキ「鈴木修経営」の光と影

5月10日の決算会見に登壇し完成検査の不正を詫びたスズキの鈴木修会長。不正は組織的・構造的な問題か、現場への目配り不足によるのか。長年にわたるカリスマ経営の副作用を指摘せざるをえない同社のガバナンス体制を詳解する。