震災パニックという「暴落相場」で得た5つの教訓 凄まじいまでの「投げ売り相場」でやるべきこと
16日の水曜日になると、信用取引で耐え切れなかった個人投資家による追証の投げと思われる小型株の売りが大量に出ていた。この日も澤田ホールディングスを信用取引で買っていった。
17日は朝方に協調介入が入り1ドル76円から81円へ。この日も小型株はひどいことになっていたが、一方で一部の震災特需が期待された銘柄は堅調だった。高齢者向けの賃貸住宅を扱うメッセージ(上場廃止)を買い増した。この暴落でもほとんど下げていなかった。
18日の金曜日、全面高となり、やっと一息つけた。震災直前の金曜日にプラス20%だった自分の年初来パフォーマンスは火曜日にマイナス16%となっていた。わずか2営業日で36%も落ちたことになる。それが金曜日には2.5%とわずかだがプラスとなり、やっと水上に顔を出すことができた。
震災という「暴落相場」で学んだこと
このときに学んだことをまとめると、次のようなことだろう。
最後の項目は、AITという銘柄で実際に私がやったことだ。
17日の木曜日、寄り付きで1万株を投げ売りした。11日の金曜日と比べて40%以上の大暴落だったが、維持率を守るために仕方がなかった。
637円で投げたのだが、配当利回りは5.5%、PERは5.5倍と非常に割安な水準であり、株価も670円台まで戻してきたので、同じ日のうちに買い戻した。
損切りした株を同じ日に、損切りした価格よりも高値で買い戻すのは精神的には厳しいことだが、やらないといけない場面もある。
ちなみにこの銘柄は震災前週には22万株の信用買残があったが、翌週には7万株へと激減している。この傾向はどの株も同じようなもので、震災直後の投げ売りの凄まじさを物語っていると思う。
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