柴咲コウ『蛇の道』で描く「答えのない生きざま」 驚くほど流暢なフランス語に対する絶賛の声

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柴咲の生き方は、自然との触れ合いと日々の努力の積み重ねによって形成されており、それが彼女の美しい生き方として表れているのだ。

柴咲コウ
(撮影:長田慶)

昨年デビュー25周年を迎えた柴咲コウは、新たな挑戦として「裏方業」というキーワードを掲げた。2016年に持続可能な社会をつくるためにレトロワグラース社を設立し、自社ブランドを作り上げるなど、個人事業主では成し得ない挑戦を続けている。

しかし、彼女の野望はそれだけにとどまらない。映像の世界でも作り手としての役割を果たしたいという思いが強くなってきたようだ。

「第一線で表に立つだけがすべてではない。年齢とともに、自分がやりたいと思ってもかなわないことが出てくるだろうし。でも、作り手としていろんな形で関わっていけたらいいなと思っています」

出演する側の大変さを実感

この言葉の背景には、柴咲が初めて監督を経験した短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」での15分のショートムービーの経験がある。そのとき、彼女は初めて「俳優って大変だなって(笑)」と出演する側の大変さを実感したが、物語を作り上げる側の魅力に引かれ、今後も積極的に携わりたいと考えている。

「始めたときよりもどんどん楽しくなり、いろんな人と出会い、さまざまな物作りができることは本当にありがたいです。その場所にとどまらず、やりたいことを実現できていることにも感謝しています」と語る柴咲の目は、次なるステージを見据えていた。

柴咲コウ
(撮影:長田慶)

柴咲コウが持つ花、キャプテンプロミスの花言葉は「凛とした美しさ」。彼女は中村天風の本から、「調和なきところに美はない」を大切にし、日々の生活や仕事においても調和を意識し、美しさを追求しているという。

これからも、彼女はその凛とした美しさと調和を大切にしながら、あらゆる境界を超え、未知の世界へと挑戦し続けるだろう。

メイク:渡辺真由美(GON.)/Mayumi Watanabe(GON.)

スタイリスト:柴田 圭(tsujimanagement)

池田 鉄平 ライター・編集者

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いけだ てっぺい / Teppei Ikeda

Jリーグ、国内、外資系のスポーツメーカー勤務を経て、ウェブメディアを中心に活動。音楽一家で育ち、アーティストとしてインディーズでアルバムリリースも経験。スポーツ、音楽、エンタメを中心に取材活動を行っている。

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