申し込み殺到「JRE BANK」特典"フル活用"のコツ 日常的に使いやすいのは「Suicaグリーン券」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

JRE BANKの鉄道のお得な特典は次の3つになるが、それぞれのメリットと、注意すべき点について解説する

・「JRE BANK優待割引券(4割引)」最大年10枚プレゼント
・「どこかにビューーン!2000ポイント割引クーポン」最大年12枚プレゼント
・「(モバイルSuica限定)Suicaグリーン券」最大年4枚プレゼント

新幹線が4割引になるのはメリット大

この3つの特典の中で一番お得といえるのが、JRE BANK優待割引券だ。JR東日本路線内の片道運賃や片道料金が4割引になる。JR東日本の指定席予約サービス「えきねっと」で購入できる乗車券等が対象で、JR東日本の新幹線にも利用できる。

新幹線や特急の場合、早めに購入することで0.5~3割引になったりするが、対象となる乗車券の枚数が少なく、購入したいときにはなくなっていることが多い。ところがこの優待割引券があれば、いつでも4割引になるのは魅力的だ。

「JRE BANK優待割引券(4割引)」の特典を得るための条件(画像:JR東日本)

例えば、東京→仙台の場合、通常1万0890円(新幹線eチケット)が約6500円になって約4400円の割引になる。新幹線やJR特急列車なら乗車券に加えて特急券、急行券、グリーン券、座席指定券などの片道料金が割引になる。グランクラス、プレミアムグリーン、個室、寝台列車は普通片道乗車券のみで特急料金などは割引されない。

この特典を得るためには、年2回の判定日に50万円以上の資産残高があり、JR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」の利用代金の引落、給与や賞与、年金などの受け取りをしていることが条件。筆者の場合、50万円以上の資産残高とビューカードの引落がクリアできそうなので、年2枚の優待割引券が期待できる。

ただし、この優待割引券の有効期限は約6カ月なので、使い切れない可能性がある。しかも対象はJR東日本の電車なので、JR東海の東海道新幹線は対象外。つまり、東京から関西への新幹線には使えない。金沢・敦賀まで延伸した北陸新幹線も、割引の対象は東京~上越妙高間になるので注意したい。

このようなお得な特典はサービス開始当初だけだと思う人も多いようだが、JRE BANKの公式サイトには、2025年度以降の判定タイミングの記載がある。ひょっとすると2026年度は条件が変わるかもしれないが、少なくとも2025年度までは当初の条件で優待割引券がもらえるだろう。

JR東日本の沿線に住み、ビューカードとモバイルSuicaを利用し、50万円以上預けられる人なら、口座開設するメリットは大きいだろう。

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事