申し込み殺到「JRE BANK」特典"フル活用"のコツ 日常的に使いやすいのは「Suicaグリーン券」

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2つ目の特典は、「どこかにビューーン!2000ポイント割引クーポン」最大年12枚プレゼント。「どこかにビューーン!」とは、JR東日本がおすすめする4つの行き先候補駅のどれか1つの駅まで、JRE POINT6000ポイント(例外あり)で往復できるサービス。条件を達成すると、このサービスが2000ポイント割引になり、4000ポイントで利用できる。

「どこかにビューーン!」の特典を得るための条件(画像:JR東日本)

しかも条件はビューカードの引落、給与の受け取りをしている人なら、年4回の判定時に50万円以上の資産残高で年12枚がもらえる。前述のJRE BANK優待割引券に比べてハードルが低く、すべて利用すると2万4000ポイントも割引になってかなり得できそうだが、あながちそうではない。

JRE POINTは登録したSuicaやビューカードを使って加盟店で買い物することで基本100円(税抜)ごとに1ポイントが貯まる。

JR東日本エリアの電車(定期券区間は除く)に乗ったり、えきねっとで乗車券を購入することでも貯まるなど、ポイントは貯めやすいほうだが、どこかにビューーン!の特典を年12枚使うためには、年4万8000ものポイントが必要になる。単純計算で年480万円の買い物をする必要があるというわけだ。また有効期限が約6カ月になるので、特典を多くもらっても特典を使うために必要な4000ポイントを貯められず、使い切れないケースが出るのではないかと思われる。

日常的に使いやすい「Suicaグリーン券」

3つ目の特典は、「(モバイルSuica限定)Suicaグリーン券」最大年4枚プレゼント。Suicaグリーン券は湘南新宿ラインや横須賀・総武線快速、東海道線などの普通列車のグリーン車で利用できる。料金は50kmまで750円、100kmまで1000円、101km以上は1550円となるのだが、この特典があれば乗車料金のみでグリーン車の座席が利用できる。

長時間立って乗車するようなときにグリーン車の座席が空いていれば、モバイルSuicaでサクッと登録して利用できるところが便利だ。

「Suicaグリーン券(モバイルSuica限定)」の特典を得るための条件(画像:JR東日本)

この特典の条件は、年4回の判定時に50万円以上の資産残高のみ。ただ、最大年4枚とこれまでの特典と比べると少ない。提供枚数が少ない=あまり利用してほしくない=利用価値が高い特典だということが想像できる。

Suicaグリーン券の有効期限は約3カ月になるが、仕事やちょっとしたレジャーで、年4枚くらいはラクラク利用できそうだ。足りない場合は、距離に関係なく基本JRE POINT600ポイントでSuicaグリーン券に交換できることも覚えておきたい。

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