配信開始で話題「GB版マリオ」今見ても独特な中身 Switchで遊べる「マリオらしくないマリオ」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

『スーパーマリオランド』にモアイやキョンシーが出ているのも、はやっていたものを素直に取り入れたのではないかと考えられる。コンテンツの作り方自体にも時代の違いがあるのだろう。

ピラミッドを冒険したり、キョンシーだらけの竹林を冒険したりと、異色ではあるがそれが楽しい部分でもある(画像は任天堂公式サイトより)

このように、現代から見るといびつともいえる『スーパーマリオランド』だが、それでも多くのゲーム好きに愛されている作品だ。

携帯機でマリオが遊べた感動

改めて遊ぶと気になるところはいろいろあり、画面スクロールが滑らかでない、操作のクセが非常に強く難しいなど、問題といえる部分は存在する。だが、そうだとしてもゲームボーイという携帯機でマリオが遊べる感動があったのだ。

独特な世界設定も今から見れば味わい深いし、「スーパーマリオ」最新作でプレイアブルキャラクターにもなっているデイジーの初出演作と見れば、むしろ歴史的な価値が出てくるといえる。

何より、『スーパーマリオランド』によって、多くの人があの小さなモノクロ画面に熱中したのである。その思い出は画面に焼き付くかのように、心に刻み込まれいつまでも忘れられないのだ。

渡邉 卓也 ゲームライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事