イタリア人は、あの日本食が大好きだった

ナポリで人気を呼ぶ「スリミ」の正体とは?

家庭だけでなく外食でもカニカマは大人気だった。100年以上の歴史があるナポリでも有名なレストラン「Zi TERESA」(ツィ・テリーザ)では、パスタをはじめ、さまざまなカニカマ料理を提供している。オーナーオススメの料理は夏にピッタリの冷製ピザ。レストランでもスリミのメニューを食べる人は多く、スリミはすっかりイタリア人に根付いている。

でも、なぜ本物のカニを使わないのか? オーナーに話を聞くと、「もちろん伝統的な料理にカニを使っているが、高価なカニの代わりにスリミを使用している料理も少なくない」という。

イタリアはカニの漁獲量が少ない

それにしても、なぜイタリア人はカニカマが好きなのか。イタリアは海に囲まれた国なのに、実はカニの漁獲量が乏しい。世界のカニ漁獲量ランキングを見ても国別で63位とかなり低い。つまり、本物の高価なカニを食べる機会が少ないのだ。

そんなイタリア人にとって、スリミはカニの風味が手軽に味わえる格好の食材というワケである。

ところで少し話が脱線するが、カニカマには、日本でカニと間違えられるほど、メチャクチャ美味しい商品があるのをご存知だろうか?それがスギヨの『香り箱』。極限までカニの食感・香りを追求した史上最高のカニカマである。

この香り箱をイタリア人に食べてもらったところ、やはり大絶賛だった。「イタリアを席巻するニッポンの意外な食材」(5月28日配信)でも紹介したしらたきが、イタリアでパスタの代わりに使われているように、イタリアと日本は食文化に類似性がある。

日本の刺身はイタリアだとカルパッチョ。イタリアの家庭料理フリットは、日本では天ぷらにあたる。またイタリアはリゾットを始め、お米もよく食べる。さらに地理的にも両国とも海に面し海の幸に恵まれた食習慣も似ているのだ。私たち日本人が普段なにげなく食べている食材が、遠い海の向こうでも食されている。やはり美味しいモノは、国境さえもを軽く越えてしまうということだろう。

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