投資の成功率を「グーン」と上げる重要5ポイント 高配当10倍株投資は、ここをチェックせよ
たとえば、自動車メーカーが最新のロボットを導入して生産ラインを自動化する等、初期段階で多額の費用が掛かるものの、移行は収益が上がるきっかけになります。機械や建物のような設備投資以外にも、前項で述べた採用の強化も投資に含まれると言っていいでしょう。
企業の理想の成長パターンは、利益を得て、その利益をさらに事業に投資し、そして大きくなっていくことです。米国のアマゾンが赤字でも利益をすべてプラットフォームの拡大に費やし今日EC市場を支配するまでになったのは有名な話です。
話が少しずれますが、2023年の3月に東証が企業に対し、ため込んだ資本を有効に活用せよとの通達を出しました。
積極的な設備投資が売上・利益額の増加に反映される
日本企業は伝統的に利益を貯め込む、つまり内部留保を増やす傾向にあります。
そのため、会社の時価総額が、会社が持っている純資産額よりも小さい「PBR1倍割れ」銘柄が、東証プライムの半数以上を占めるなど、異常な状態となっていました。
投資家サイドからすれば、自分が出した資金に対し、企業が翌年どれくらい利益を上げてくれるかを重視します。それが配当等のリターンに直結しますし、売上・利益が上がれば株価上昇にもつながります。
そのため、設備投資を積極的に行っている企業は、将来に対して前向きであり、かつ業績の向上が見込めます。設備投資をすると一時的に利益が減ったりしますが、それでも投資の成果が後々の売上・利益額の増加に反映されますので、そういった兆候が見えていれば問題ありません。
EPS(Earnings Per Share、1株当たり純利益)とは、企業の純利益を発行済み株式総数で割った値です。この数字が大きいほど、その企業は1株につき多くの利益を生み出していると言えます。投資家にとっては、利益が多い会社が魅力的に見えるため、EPSは重要な指標です。
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