投資の成功率を「グーン」と上げる重要5ポイント 高配当10倍株投資は、ここをチェックせよ
逆に、売上が伸びないと、いくら配当利回りが良かったとしても、株価が上がらないどころか、むしろ下がり続けます。
売上高は大事な指標
2015年に上場した日本郵政(6178)は、人口減少に伴う郵便物の減少など構造的な問題で毎年売上が減っています。2013年から2022年までの10年間で実に29%もの売上高減少を記録しました。
そうなると、高い利益率をあげるのは難しく、何とかコスト削減などで黒字にすることはできたとしても、やはりジリ貧なのは想像に難くないと思います。
近年の日本郵政の株価は2015年から2020年までの間にマイナス64%も下落しています。2026年3月までは配当金を維持すると宣言しているものの、高配当である以上に、株価の下落で損をしてしまいますね。
どんな企業もやはり売上高は大事な指標です。仮に成熟企業であったとしても、前年比で売上微増は求めたいところです。
長期下落トレンドの株がなかなか反転しない一方で、上がり続ける銘柄はきれいな上昇トレンドを描きます。特に、途中でまとまった下落があっても、下値(直近の最安値)がだんだん切り上がっていれば、長期の安定上昇が期待できます。
私はテクニカル分析をそこまで重視しませんが、チャートを使わないわけではありません。チャートは過去の値動きの推移を示しており、その株が買われたという事実を表しています。
下値が切り上がるということは、業績が悪い時でも株が売られず、以前よりも高い値段で買われているということです。
そのため、ポピュラーな日足だけでなく、私は投資判断をする際に週足や月足を確認し、少なくとも横ばい、できれば上昇トレンドに入りつつある銘柄を選ぶようにしています。
長期投資で大化けを狙っていくのであれば、日足のような短期的な指標ではなく、週足や月足を見ることによって、暴落があっても冷静に判断することができます。
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