思考の固定化に悩む人へ「劇的に視野広げる」コツ 「リフレーミング」でネガティブをポジティブに

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・自信がない

自信がなくて次の一歩が踏み出せない、不安で挑戦できないなど、気持ちの後押しが必要な場面でも、リフレーミングを促すことでモチベーションが高まり、自信をもって行動できるようになります。

・行き詰まって抜け出せない

何が正しいのかがわからず決断ができない、いつも同じような失敗を繰り返してしまう、行き詰まった感じがして先が見えないなど、固定化された思考パターンを抜け出せず、前に進めない場面でもリフレーミングが有効です。

メンバーの枠組みを揺さぶり、新たな視点によって固定化された思考パターンを抜け出して、行き詰まった状態の突破口を見つけ出すことができます。

思考のクセを変化させるコツは継続

 ・継続により柔軟な捉え方ができるようになる

『図解入門ビジネス マネジメントに役立つ1on1の基本と実践がよくわかる本』(秀和システム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

認識の枠組みはその人の思考のクセのようなものなので、適切なリフレーミングを継続的に行うことにより、少しずつ枠組みの変化を促していくことができます。

そのため、1on1では言葉のリフレーミングによるポジティブな言葉への言い換えや、「もしも」のリフレーミングによる固定化された思考パターンを抜け出すなど、捉え方を変える質問を普段から意識して継続的に行っていくのがよいでしょう。

それにより、巨大な船がゆっくりとその進路を変えていくように、着実にメンバーの認識の枠組みが変化し、柔軟な捉え方ができるようになっていきます。

ただし、リフレーミングによる質問を繰り返し使いすぎると、うんざりされてしまいますので適度に活用してください。

寺内 健朗 グロービス

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てらうち たけはる / Takeharu Terauchi

教育系プロダクションを経て、株式会社グロービスに入社。内定者・新人向け学習サービスの責任者として従事した後、社会人向けオンライン動画学習サービスのコンテンツ開発を担当。グロービス人材マネジメント・組織行動研究グループの研究員としても活動し、最新の知見をもとに研究・コンテンツ開発に携わる。自身の経験にもとづき、アートと心の成長をテーマとして働く人々の成長支援活動を行っている。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了。産業カウンセラー資格、GCS認定コーチ。芸術科学会主催NICOGRAPH優秀賞受賞(ディレクター)。著書に『60分でわかる! 1on1ミーティング実践 超入門』(技術評論社、共著)。

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島田 友和 「ワ☆ノベーション」代表/総合心理教育研究所学術客員研究員/リヴァトレ(公認心理師)

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しまだ ともかず / Tomokazu Shimada

青山学院大学卒業、グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了。公認心理師、社会保険労務士(有資格)、社会福祉士などを保有。1on1ミーティングや心理的安全性、アサーティブコミュニケーション、ストレスマネジメントについて研修を行う「ワ☆ノベーション」代表。総合心理教育研究所学術客員研究員。株式会社リヴァ リヴァトレでメンタル不調者の社会復帰を支援。1on1コミュニケーションスクール代表。グロービス1on1トレーニング公認クラブ代表。著書に『プロカウンセラーが教える 1on1コミュニケーション入門』(清談社Publico、共著)、『60分でわかる! 1on1ミーティング実践 超入門』(技術評論社、共著)がある。

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