すがった海外「腎臓移植」"地獄"を見た患者の末路 海外「臓器売買・斡旋」の闇を追うルポタージュ

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菊池「もしもし、聞こえますか」

本田「聞こえてますけど」

菊池「歩くと痛いの?」

本田「もちろん、手術したから傷口が痛いに決まっているでしょ。25センチも切ったんですよ。最初は5センチと言われていて」

菊池「痛いといっても、(リハビリのために)動かないと余計ダメなんですよ。今回、リハビリが遅くなったので。麻酔から完全に覚めるのに2、3日かかったんですか?」

本田「手術日入れて4日かかりました。意識朦朧で。私、麻酔の事故だと思いますよ」

菊池「麻酔の量が多かったと思いますよ」

本田「多かったでしょ?」

菊池「そう。それは(医師の)先生のミス。医療ミスで大量に麻酔薬が投与されたために意識不明になったんです。これはもう明確」

「納得できない」

そんなやりとりの後、本田は病院からホテルに移されなければならなかった理由を追及している。

本田「でね、菊池さん、お話はわかりましたけど、ホテルで治療するってどういうことですか」

菊池「わかりません、僕にも。そうしてくれって言われたんで」

本田「ドクターに聞かないんですか。聞いてくれないんですか」

菊池「教えてくれない、何も」

本田「すごくいいかげんですね」

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