無添加、オーガニックにこだわると健康害する訳 「ジャンクなものも食べてもいい」と自然食品店の店長

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特に味覚が育つ前の子どもが加⼯食品ばかり食べていると、いつの間にか味覚音痴になり、それが原因で偏った食事をしてしまうことも危険視されています。

最終的には自分の身体が求めるほうを選ぶ

私は個⼈的に、味には「脳」が喜ぶおいしさと、「身体」が喜ぶおいしさがあると考えています。脳が喜ぶおいしさとは、たとえば、疲れて甘いものを欲したときのチョコレートやケーキを食べたときのおいしさ、ストレスが溜まったときのビールのおいしさです。舌や脳が満足する、刺激的で中毒性のあるおいしさですね。

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一方で、「身体が喜ぶおいしさ」とは、朝に飲む味噌汁やぬか漬け、旬の野菜でつくったおひたし、消化が悪いときに食べるおかゆなど、「身体にしみわたるなぁ」という感覚のおいしさです。刺激はなく地味だけれど、ほっこりするようなおいしさです。

大事なのはどちらが良い・悪いではなく、今身体がどちらを求めているかだと思います。たとえばストレスがたまっているときには、ついジャンキーなものを食べたくなりますよね。そのとき何を食べたくなるかは、自分自身の状態のバロメーターでもあります。

要するに食品選びでは、「世間でどう言われているか」といったことではなく、自分自身がどう感じるか、何を身体に入れたいかという感覚が一番大事なのではと思うのです。

あるとむ 自然食品店長

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Arutom

自然食品店長。食養アドバイザー。オーガニック料理ソムリエ。幼少期からアレルギー、便秘、冷え性、花粉症、低体温などの不調に悩まされる。極度のジャンクフード依存だったが、20代で体調を大きく崩し、健康と向き合う。自然食の仕事をきっかけに、現代の食を取り巻く問題を知り衝撃を受ける。本格的に食と向き合い、あらゆる食事・健康法を学び実践。虚弱体質から脱却し、不安定だったメンタルも安定。「食べものが心身をつくっている」と強く実感する。現在は自然食・食養生の知恵をベースに、ブログやSNSで体と心を整える食の知恵を発信。オンラインで食事改善のサポートもしている。

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